吉田沙保里選手の引退記者会見で、パワハラ問題で強化本部長を辞任した栄和人元監督に関する質問も出ました。
吉田選手が会見上で語った、恩師 栄元監督に対する思いを全文文字に起こしてみました。
ちなみに質問したのは東海テレビでした。
東海テレビ記者の質問
「地元の放送局として、大学入学されて以降の吉田さんを取材させて頂いている中で、やはり吉田さんを語るうえで、栄元監督も外せないと思うんですけれども、
吉田選手にとってどんな存在であったかと、
引退を決めた時にご報告をされたか、
そしてどんなことを言われたか、
ということを教えて頂けたらと思います」
中には変な質問をする記者もいる中、極めてまともな質問された記者でしたね。
吉田沙保里さんの会見
「自分の父親に3歳から高校まで(レスリングで)育てて頂いて、大学に入ると同時に栄監督と出会いまして、ここまで私を世界で戦える、そして世界で活躍できる選手に育ててくれたのは、栄監督だと私は思っています。」
「本当に情熱ある指導者で、自分の時間を割いてでも選手を一番に考えてくれる熱い指導者なので、私はそこは感謝の気持ちでいっぱいですし、ここまで育ててくれて、今までありがとうございましたという強い気持ちがあります。」
「引退すると決めた時に、監督に行った時には「そっか、ご苦労さん」という言葉をかけて頂きましたし、その言葉を言ったと同時に「俺が泣きそうだよ」という風に、涙もろいところもあるので、そういった部分もありましたけど。本当に私は、ここまで育てて頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。」