夏の高校野球、今年は記念すべき第100回。
連日高校球児による熱い戦いが繰り広げられています。
今日は、凄まじい試合がありました。
愛媛 済美高校と石川 星稜高校。
星稜が1回に一挙5点を取り、その後も点を重ね、星稜7-1済美と点差は6点で終盤を迎えました。
しかし8回の裏、あきらめない済美はホームランを含む猛攻でなんと8点を取り、星稜7-9済美と逆転!
この勢いのまま済美の勝利かと思いきや、さすが星稜も9回表に2点を取り、星稜9-9済美の同点に持ち込み、延長戦へ!!!
10~12回は両チーム、こう着状態で得点は入らず、今年から導入されたタイブレークで13回の表を迎えることになりました。
タイブレークとは?
均衡(タイ)を崩す(ブレーク)というという意味で、野球では点が入りやすい状況で始めることで、勝敗を決めやすく(また、長引く試合を短く)させています。
具体的には、その回がノーアウト1,2塁で始まります。(走者は前の回に打席に立った2人)
延長戦の末に、、、
13回表、星稜の攻撃では2点を取り、星稜11-9済美。
済美にとっては重たい点差が開きました。
しかし、13回裏、最初の9番バッターが意表を突くセーフティーバントを決めて、ノーアウト満塁!
そして続く1番バッター矢野選手がなんと、大会史上初となる、逆転サヨナラ満塁ホームランを放ち、劇的な勝利となりました!!!
「やれば出来る」は魔法の合いことば
試合後に歌われた、済美高校の校歌。
その歌詞の一節が、この試合と相まって話題になっています。
一番だけ紹介すると、
陽光の中に まぶしい笑顔
今 済美にいるから 出会えたね
共に学ぼう これからは
「やれば出来る」は 魔法の合いことば
腕をとり 肩を組み 信じてみようよ
素晴しい明日が 展けるから作詩/一色和壽子
作曲/藤田浩
大きな点差を追いつき、そして最後は劇的な勝利!
まさに「やれば出来る」という合いことばで勝ち上がりました。